アクティブリーダープロジェクトって何?


 正式な名称は「地域復興 ~船高アクティブリーダー育成プロジェクト~」で,平成29年度に、福島県教育委員会の「子どもがふみだす ふくしま復興体験応援事業」に応募し,採択された取り組みで,以降継続して取り組み,今では船引高校の特色ある取り組みの1つとなっています。
 このプロジェクトは,生徒たちが,東日本大震災・原発事故で避難を余儀なくされた都路地区の方々と交流し,「過去・現在・未来」を「知って」「聞いて」「見て」「まとめて」,それを他県の高校生に伝え交流する。さらに自分たちの考えを深め,地域のリーダーとしての資質・能力を育てることをねらいとして始まりました。
 その後この活動を通して,地域をよく知り,地域に必要なことを考え,自ら積極的に行動する,そういう「地域のリーダー」が育ってくれることを願い活動を継続してきました。令和7年度は全校生徒の4割に相当する81名の生徒がこのプロジェクトの一員として活動を始めています。”地域に貢献するリーダー”が1人でも多く船引高校から輩出されるよう,プロジェクトを一層充実させていきます。

日誌

防災講話

2024年5月30日 14時30分

 船高アクティブリーダー育成プロジェクトの活動報告です。

1年生23名を新たに迎え総勢48名で、「地域の防災活動」・「地域イベントへの参加」・「地域PR活動」など、今年も地域に貢献する様々な活動を行う予定です。

 

5月27日(月)に、田村市防災アドバイザーの佐原禅様を講師に迎え、本校で「防災講話」を実施しました。

自宅や学校、外出先…など、自分がどんな場所で災害に遭うかを想定し、事前にどのような物を準備すべきかを考えました。

能登半島地震や田村市での防災の取り組みも紹介いただき、様々な「想定」を考えること、普段からの「経験」の大切さ、持っているもので「応用」すること等、防災意識を高めることができました。

 

 

 

防災を考えるうえで、「フェーズフリー」という言葉が印象的でした。「いつもの習慣」が「イザ」という時にも役に立つようにしておこう!という考え方です。例えば、地域での芋煮会に合わせて災害時の炊き出しも想定しておくなど、普段からの取り組みが万が一のためになるそうです。

「防災対策は日常生活の延長上にある。」自分たちの生活も振り返って考えていきましょう。

 

 

 次回は6/17にDIG(Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム))を行います。それぞれが自分の「被害想定」を持ち寄り、災害時の対策をグループで掘り下げていきましょう。

 

<生徒の声>

・避難所の生活を想像することはあるが、やはり体験してみないと分からないことはあると思う。田村市での防災のイベントがあることも知ったので、参加してみたい。

・”「○○があれば大丈夫!」という正解はない”という言葉が刺さった。何かを持っていたとしても、災害時はたくさんのものが必要になるため、ハズレやアタリもある。だからこそ、災害時はみんなで持ってきたものを共有することが大切だと思う。

・災害に向けた対策は、避難訓練だけではないという話が印象に残った。日常生活の中で災害に備えていければ良いと思う。