11月22日(金)の総合的な探究の時間(1学年)で、地域人材交流ワークショップ①を実施しました。
今回の取組は、今年で2年目となります。
地域人材の方々と本校生が交流(インタビュー形式の対話)をすることで、講師の方々の熱意に触れた生徒たちが感化され、地域に貢献する意欲を育むことが目的の一つとなっています。
また、講師の方々の生き方にも触れ、多様な視点から自分自身の将来を見つめてほしいという願いもこめられております。
さらに、地域で活躍される方々との交流を通して田村市に関する理解を深め、地域の良さや特徴を踏まえて、2年次以降の地域課題探究学習への糧とします。

<地域人材交流ワークショップにご参加いただいた企業・団体の方>
〇田村市役所 〇あぶくま洞管理事務所 〇田村市常葉町振興公社
〇星の村 天文台 〇A-Plus 〇咲倉ナーセリー
〇Switch 〇船引町お人形様保存会 〇田村バイオマスエナジー
〇福島復興風力合同会社 〇桑原コンクリート
〇よりあい処 華 〇喫茶DANRO
ご協力いただいた企業・団体のみなさまありがとうございました。
また、今年度総合的な探究の時間についてご協力をいただいている獨協大学の大学生の方々にも交流ワークショップに参加していただきました。大学生の視点からの質問で、内容の幅が広がり、多様な視点で地域について考えることができました。
<参加した生徒のコメント>
・「田村市にはあって当たり前のものは、都会にはない。」その言葉が印象に残りました。自分たちの町にもたくさんの良さがあり、自分たちが住む町を誇りに思えた機会となりました。
・大人になっても勉強し続ける事は大事だと感じました。また、失敗を恐れずに挑戦し続ける人はカッコいいなと思いました。
・「地域」のために働く楽しみや「自分の好き」を極めることがとても素晴らしいことだと思いました。今回お話を聞かせていただいた皆さんは、「田村市のいい所を守る」ということと、「自分がやりたい」という気持ちを大切にして活動されていて、私も将来自分の好きを曲げずに誰かのためになる仕事をしていきたいと改めて思うことが出来ました。
・ワークショップで交流した企業・団体の方々の話を聞き、それぞれの企業で問題、課題があるということを知ることができた。その中で共通してお話されていたことは、人材不足ということだった。農業や施設を経営する上でも人手が足りていないとおっしゃっていた。後継者不足という問題はすごく間近で起こっているのを実感した。
本校では、地域貢献活動をしたいという思いをもった生徒希望者が、ふくしまの食に関する取組に関する活動を進め、自分たちが感じている食の課題について探究活動を進めています。
今回実施した「ふくしまイノベ未来講座」では、食に関する取組(フードロス等)について考える中で着目した「おいしさの見える化」技術を学ぶため、マクタアメニティ株式会社さんによる講座を実施しました。
講座の中では、マクタアメニティ株式会社様の「おいしさの見える化」技術を体験することができました。これまでは、野菜を細かく切断して様々な成分を検出する方法(野菜を壊すことで数値を計る)で、おいしさを数値化していました。しかし、マクタアメニティ様の技術ではスマホアプリで野菜を撮影(野菜を壊さない)し、その画像から野菜や果物等のおいしさを数値化するという技術の紹介でした。今まで知らなかった先端技術を知り、新たな視点で食に関する課題を見つめることができるようになりました。


最先端技術に触れ、学ぶことで、生徒たち自身が主体的に知識を獲得し、次の活動へ向けての意欲も生み出され、すばらしい時間を過ごすことができました。
<参加生徒の感想>
①おいしさの数値化は、果汁を調べたり、大きな機械を使用したりしないとできないと思っていたが、スマホで写真を撮影することでおいしさを数値化できることに驚いた。この技術が、さらに日本中に普及して少しでも食品のロスの少ない社会になれば良いと感じました。
②色の三原色(可視光ではない部分も含めて)の違いを利用して、うま味、苦み、甘さなど、細かい部分まで分かることがすごいと思った。また、撮影した画像のGPS情報などとも連携させながら、様々な取組をしていることを知り、たくさんの可能性が秘められた技術だと感じた。
11月6日(金)に2学年で上級学校・企業見学会を行いました。
生徒の進路に応じ3コースに分かれ、大学や専門学校の模擬講義および企業の見学をそれぞれ複数箇所行い、教育内容や施設設備などを比較しました。その後は、ビックパレットふくしまでの進学相談会に参加し、様々な学校や企業の説明を聞きました。
多くの学校や企業の方と話をすることで、様々な比較ができ、進路意識を高める機会になりました。



【生徒の声】
・ 大学の学びの幅広さや自由度を感じた。自分の志望校と比較することで志望校に対するこだわりや進学の目的を再確認することができた。
・ 仕事に就く時にどのような人材が求められるのか、自分にはどのような企業が合うのかなどを考えることができてよかった。
本校では生徒が夢と希望をもって何事にもチャレンジし、自分の人生を切り開くとの目的から夢を育む講演会を実施しています。今年度は田村市内中学校の3年生の皆様にも参加していただきました。

今年度は11月13日(水)に福島ファイヤーボンズ代表取締役社長の西田 創(にしだ つくる)様をお招きし、「なりたい自分になる ~何者でもない僕の人生~」と題して講演いただきました。

講演の中で、様々なことに挑戦し目標達成のために努力してきた西田様だからこそ伝えることができる「大きなピンチであるほど得られるものが大きい」「高い夢や目標は「なる!」と決めることからスタート」という言葉を教えていただきました。特に、「継続のポイントは意志力に頑張らない習慣の仕組み化」についての具体的な方法を教えていただいたことは、就職試験や進学試験、部活動の大会に向けて頑張って取り組んでいる生徒にとって大きなヒントになりました。
これからの人生で多くの決断をしていく生徒にとって「目標や夢は変わってもよいこと」「支えてくれる人のためにも夢・目標・人生を絶対あきらめない」ことを学ぶ大変貴重で有意義な時間となりました。
<生徒の声>
・自分で続けようと思っても続かない時には講演会で教わった”ハードルを下げる”と言ったやり方を参考に習慣化していけるように頑張りたいです。また、自分の夢を叶えるために新しいことに挑戦して新しい自分を見つけられるようにしたいです。
・西田さんが伝えてくれた「見てくれている人は必ずいる」という言葉が凄く素敵だと思いました。「全部が報われる訳じゃないけど、無駄な努力はない」と言ってもらえて自分も頑張ろうと思えました。何事も目標を立てて一歩ずつ頑張りたいと思います!
・いつも重要なことを後回しにして無駄な時間をすごしていました。意志力の消費を最小限に抑えるために勉強であればまずは一問解く、朝の運動であれば外に出てみるなど、具体的な話がたくさんあり勉強になりました。これからの自分の目標を達成するために頑張ります。
・ピンチはチャンスになり、無駄な努力はなく次につながり、“明確な決め”が必要で具体的であればあるほど達成可能性は高まるとわかりました。また、継続のポイントは意志力に頼らない習慣•環境を作ることが大事だとわかりました。これから何かに失敗してもゼロに戻らずまたそこからスタートできるよう、立ち止まりそうになったらリラックスや間をあけるなどして支えてくれてる人のためにも諦めないで頑張っていきたいと思います。
11月1日(金)に、体育祭を行いました。
当日は風が強かったですが、天気に恵まれ、暖かな日差しの中で活動することができました。中央委員、体育委員と協力して、競技の運営を頑張りました。


〈生徒会役員による運営・実況の様子〉
今年度の体育祭では、クラスを解体しチームを作成しました。生徒たちはチームカラーの鉢巻を身に着け、お互いに声を掛け合い、団結して競技に取り組んでいました。開会行事である抱負を語るコーナーでは、各チームのキャプテンたちによる、個性豊かなパフォーマンスで会場を盛り上げました。
午前中はたむら支援学校と合同チームを組み、フライングディスクや綱引きを行いました。また、公益財団法人福島県学術教育振興財団様にご支援をいただき購入した玉入れセットを用いて、交流を深めました。



〈午前に行われた各競技の様子〉
午後は、四種混合リレーや借り人競走、チーム対抗リレーで白熱した戦いを繰り広げました。



〈午後に行われた各競技の様子〉
総合優勝はDチームでした!
【生徒の声】
・昨年とは違った種目も多々あったり、各チームのキャプテンの演出が
とても面白く、楽しい体育祭だったのでよかったです。
10月25日(金)に2学年でSDGsワークショップを行いました。
環境教育などが専門の獨協大学の先生や大学生にご協力いただき、少人数の班に分かれ、「気候変動適応のミステリー」というゲームを進めていきました。
事後アンケートの結果を見ると、SDGsと気候変動問題の関係性を理解したり、気候変動問題を自分事として捉えることができるようになったようでした。


【生徒の声】
・何の関連もないと思っていたものが、まとまりを考えていくうちに全て関連しているとわかり驚いた。
・気候変動について理解し興味を持つことができた。自分の生活を見直したいと思ったし、良い経験になったと思う。
2学年総合的な探究の時間イベント班が、10月26日(土)・27日(日)に開催された船引地区文化祭に参加しました。
内容は「ギネスに挑戦 大人数で人文字づくりに挑戦(温泉マーク)」で、船引小学校の校庭を借りて実施しました。
多くの人数を集めるため、事前に船引小学校・船引中学校をはじめ田村市内の多くの学校に生徒が伺って、宣伝させていただきました。
10月26日(土)は、校庭に下絵を作成し、27日(日)当日は、早朝からお客様を迎えるため準備にあたりました。
生徒主体で頑張って取り組み、500人の参加を目標に掲げていましたが、結果は62名でした。主旨に賛同し、参加していただいた方々にはとても感謝しています。
今回の経験を今後に生かしていきたいと思います。開催にあたり、船引公民館・船引小学校や訪問させていただいた小・中学校をはじめ、活動に賛同していただいた多くの方に感謝申し上げます。ありがとうございました。




生徒の言葉
・自分たちで企画・運営を行い、イベントを実施することの大変さを
知ることができた。
・参加してくださった人たちも含め、みんなで最後までやりきること
ができてよかった。
11月10日(日)に踊っぺ‼YOSAKOIオットどっこい郡山に参加してきました。
このイベントの総踊りに向けて新しい曲にも挑戦してきました。天気にも恵まれ、最後まで楽しく参加することができました。
他のチームの皆さんの演舞からたくさんの学びを得ました。一つでも多く自分たちの演舞に生かし、魅力ある演舞につなげていきたいと思います。



<生徒の声>
・同じ曲であってもチームごとに見せ方が異なっていて、たくさん学ぶことがあった。
・大人数で踊る楽しさを感じることができた。
11月3日(日)に常葉商工まつりに招待していただきました。
今回のお祭りへの招待をいただいた際に、常葉町の商工会の皆様から常葉町の地域を活性化させたいという強い思いを伺っていたので、自分たちで進行を工夫しながらお客様に楽しんでいただけるように、より盛り上がれるようにと準備してきました。
当日は、前日の雨が嘘のようで天気も良く大勢のお客様でにぎわっていました。


演舞を披露している際に地域の皆様からたくさんの温かい声援をいただき活動する喜びを強く感じることができました。
今後も地域の皆様に応援していただけるように頑張って活動していきたいと思います。
<生徒の声>
・準備してきたことが発揮できてよかった。
・手拍子をいただいて、楽しく演舞することができた。
10月28日(月)、本校において「芸術鑑賞教室」が行われました。


本年度は演劇で、劇団東京芸術座による『未来』を観劇しました。

この劇は、学校でのいじめや自死の問題を扱った内容で、キャストの方の繊細で、時には迫力のある演技、そして劇の世界に私たちを誘う効果的な音響や照明、場面の変換などにより、船高生たちはたちまち舞台に引き込まれ、劇の中の人物とともに、いじめや自死について多くのことを学んでおりました。

生徒たちは、「いじめる側ではなく、傍観者であってもいじめに関わっている、ということや、人は何が原因で自死を選んでしまうのか、自分の身の周りでこのようなことが起こったときに、どう行動することがベストなのか、など様々なことについて真剣に考える良い機会となった」と感想を述べていました。
